秋から冬にかけて気温が下がると、アスパラガスの収穫は難しくなります。しかし、厳しい寒さが続く北海道の冬でも収穫を可能にするのが“伏せ込み栽培”です。春から秋に畑で育てたアスパラガスの根を、冬にビニールハウスに移して成⻑させます。2〜3か⽉間収穫を⾏うことで、国産のアスパラガスが市場に少ない冬の時期に出荷することができます 。常に新鮮な状態で 収穫できるため、みずみずしく、⽢みのある味わいが特徴です。
暖房に頼らずビニールハウスの保温機能を活⽤し、2~3重にビニールを張ったハウス内で、秋に種を蒔いて成⻑させ、冬に収穫・出荷する“冬季無加温栽培”。収穫前にハウス内に冷たい空気を⼊れると葉が縮み、よく知るちぢみほうれんそうの姿に。寒さを感じると凍らないように糖を蓄えるため、⽢さはフルーツトマトに匹敵するほど。ビタミンなどの栄養も豊富で、鍋料理 やシチューなど 寒い冬には うれしい身体を温める料理との相性が抜群です。
秋に収穫後、畑で雪が降り積もるのを待ち、その名の通り雪の下で冬 を過ごす“雪の下キャベツ”。雪の結晶間には空気層があり、天然の断熱材の役割を果たしてくれるため、冬の寒さの中でもキャベツは凍りません。むしろ⻑期間保存に最適なほどよい低温を保ち、雪で乾燥からも守られるため、冬の貴重な⽣野菜として出荷することができます 。みずみずしくバリッとした⾷感の雪の下キャベツは⽣⾷・加熱調理どちらにもおすすめです。